相続

生前贈与で相続税対策をする場合の注意点③ ~自分の生活資金も確保する必要がある~

相続頑張るFPです。 前回まで相続税対策として有効な手段である贈与をする際の注意点について解説しました。今回は自分の生活資金を確保するという観点で解説したいと思います。 贈与をしたお金は戻せない 贈与をしたお金は自分のお金だと思っている方も多く…

生前贈与で相続税対策をする場合の注意点② ~分け方がいびつになる~

相続頑張るFPです。 今回は前回に引き続き生前贈与の注意点について解説します。前回の記事でも解説した通り、生前贈与は相続税対策として有効ですが、注意点もあります。 今回は分け方がいびつになるケースと対処方法を解説します。 生前贈与で分け方がいび…

生前贈与で相続税対策をする場合の注意点① ~時間がかかる生前贈与~

相続頑張るFPです。 相続税対策としては様々な手段がありますが、生前贈与を活用している方も多いでしょう。 今回は相続税対策として有効な生前贈与の注意点について解説していきます。 生前贈与が有効な理由 まずは生前贈与が有効な理由を解説していきます…

令和5年度税制改正大綱解説④ ~令和5年度の税制改正大綱まとめ~

相続頑張るFPです。 ここまで令和5年度の税制改正大綱について解説してきました。全体のまとめをしておきましょう。 贈与については大幅な改正 贈与については大幅な改正があったといえるでしょう。 まず、暦年贈与の持ち戻し期間が3年から7年に延長されたこ…

令和5年度税制改正大綱解説③ ~相続時精算課税制度の変更点~

相続頑張るFPです。 前回に引き続き税制改正大綱について解説していきたいと思います。今回は大きな変更が予定されている相続時精算課税制度について解説します。 現在の相続時精算課税制度 現在の相続時精算課税制度は60歳以上の両親または祖父母から20歳以…

令和5年度税制改正大綱解説② ~相続・贈与の改正点~

相続頑張るFPです。 今回からは令和5年度の税制改正大綱の相続・贈与に関する部分を解説していきます。 生前贈与の持ち戻し期間が3年から7年に延長 年間110万円までの非課税枠を用いて子どもや孫に贈与をする方は多いでしょう。現在の制度では相続発生直前に…

令和5年度税制改正大綱解説① ~令和4年度までのおさらい~

相続頑張るFPです。 今回からは令和5年の税制改正大綱について解説します。税制改正大綱を読み解く際は前回までの流れを確認しておくことが必要です。令和4年までの主な改正についてみていきましょう。 若い世代への資産移転を促す教育資金一括贈与の特例 平…

特定事業用宅地とは?

相続頑張るFPです。 今回は特定事業用宅について詳しく解説します。 特定事業用宅地とは 特定事業用宅地とは最大400㎡まで、80%評価を減額できる制度です。被相続人が事業用に利用していた宅地で次のいずれかの条件を満たすものを指します。①被相続人の事業…

法定相続人以外の人を遺産分割協議に加えたい場合

相続頑張るFPです。 前回は財産を法定相続人以外に渡す方法について解説しました。今回は相続発生後に、法定相続人以外の人に財産を遺す方法を解説します。 相続発生後に財産を遺す場合 相続財産を相続発生後に相続人以外の人に遺す場合、遺言を作成する必要…

生前に法定相続人以外の人に財産を渡したい場合

相続頑張るFPです。 相続が発生すると法定相続人が協議して財産を分割することになります。しかし、必ずしも法定相続人にすべての財産を遺したいと考えていない方もいるでしょう。 今回は法定相続人以外の人に財産を遺す方法について解説していきたいと思い…

法人に遺贈をする場合の注意点

相続頑張るFPです。 今回は法人への遺贈について解説したいと思います。 遺言で法人に遺贈する 財産を特定の法人に遺贈したいという方が増えています。お世話になった自分が卒業した学校法人や、自分が共感を持てる活動を行っているNPO法人に寄付することも…

登記しないと違法!?不動産登記について解説

相続頑張るFPです。今回は相続をした際の不動産登記について解説します。 不動産の登記とは 不動産の登記には、不動産の所在や面積、権利関係が記載されています。 不動産の登記は不動産の持ち主を明確にするためにあります。不動産を登記する義務はありませ…

遺贈ができない!?農地を相続する場合の注意点

相続頑張るFPです。 今回は農地を相続人以外の人に遺贈するケースについて解説します。 相続人以外に農地は遺贈できない!? 農地を相続人以外の人に遺贈を考える際に最大の注意点は「原則農地は相続人以外には遺贈できない」ということです。 農地を相続人…

自筆証書遺言は有効とするためには何が必要?

相続頑張るFPです。 今回は注目度の高い自筆証書遺言について解説したいと思います。自筆証書遺言を作成する際は有効性を持たせることが重要です。 自筆証書遺言とは 自筆証書遺言とは自分で作成する遺言のことです。自筆証書遺言以外の遺言では公正証書遺言…

資産管理会社を活用した相続対策とは②

相続頑張るFPです。 今回は前回に引き続き資産管理会社を活用した相続対策について解説します。 資産管理会社を活用することで相続税の節税や手続きの負担を減らすことが可能です。 しかし、資産管理会社を設立することでデメリットもあります。 今回は相続…

資産管理会社を活用した相続対策とは①

相続頑張るFPです。 資産管理会社を作ることで相続税対策になるということを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。資産管理会社を作るとなぜ相続対策になるのでしょうか。 今回は資産管理会社を活用した相続税対策についてご紹介したいと思います…

農地を相続する際の注意点

相続頑張るFPです。 遺言を作成するなど相続対策をする人が増えています。遺言を作成する際は金融資産や不動産などあらゆる財産を誰に遺すか指定します。 財産を遺す際に農地がある場合はどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。農地を相続する際の…

相続対策に使える医療保険のプレゼント

相続頑張るFPです。今回は相続対策に使える医療保険の「プレゼント」について解説したいと思います。 医療保険のプレゼントとは 医療保険をプレゼントすると言ってもなかなかピンと来ない方もいるかもしれません。 医療保険をプレゼントするとは子や孫を被保…

遺言を書く方必見!補充遺言について解説

相続頑張るFPです。 今回は遺言を書く方は必ず覚えておきたい「補充遺言」について解説します。 補充遺言とは 補充遺言とはその名の通り、遺言の内容を「補充」するものです。 補充遺言で補充する主な内容は、財産を相続させようとした相続人が先に亡くなっ…

遺言を書く時に要注意!特定遺贈と包括遺贈の違いとは?

相続頑張るFPです。 今回は遺言を書くときに必ずおさえておきたい用語である「特定遺贈」と「包括遺贈」について解説します。 遺贈とは 遺贈とは亡くなった際に財産を譲渡する行為です。遺贈をする相手は法定相続人だけでなく、知人や法人とすることも可能で…

遺言書がある場合とない場合の相続の進め方

相続頑張るFPです。 前回は遺留分や遺留分が認められる相続人について紹介しました。 今回は、遺言書がある場合とない場合それぞれの相続の進め方を紹介したいと思います。 遺言書がある場合の相続の進め方 ここまでは、遺留分について説明してきました。で…

遺言書なしの場合は遺留分ではなく法定相続分で相続される点に注意

相続頑張るFPです。 「特定の相続人に特別にお世話になったので相続の割合を多くして感謝を表したい」「でも他の相続人から不満が出たり不公平感を感じさせてしまわないか心配だ」 このようなことを心配される方も少なくないようです。 遺言書を作成したいと…

家族信託が必要になるケース・必要ないケース

相続頑張るFPです。 前回は、家族信託のメリット・デメリットをみていきました。 この記事では、家族信託が必要になるケース・必要ないケースを紹介していきました。 家族信託が必要になるケース 以下で説明するようなケースに当てはまる方は、家族信託の利…

家族信託のメリット・デメリット

相続頑張るFPです。 自分が将来認知症になった場合の財産管理を家族に任せるために、家族信託を考える高齢者が最近多くなっているようです。 認知症等で、判断能力が著しく低下してしまった場合、自身で不動産などの財産を管理・処分することができなくなっ…

商事信託が向かないケース・注意点

相続頑張るFPです 前回の記事では商事信託のメリットとデメリットについて解説してきました。 今回は商事信託に向かないケースについて考えてみましょう。 商事信託が向かないケース 認知症対策のための信託には向かない 認知症対策のために信託が活用される…

商事信託のメリット・デメリット

相続頑張るFPです。 信託には大きく分けて2つの種類があります。商事信託と民事信託です。民事信託の代表例は、最近話題になることも多い家族信託です。もう一つは商事信託です。信託銀行にいくと、銀行が扱っている信託商品についてのパンフレットや広告を…

二世帯住宅の場合は適用できる?小規模宅地の特例の計算例を解説

相続頑張るFPです。 前回に引き続き小規模宅地の特例について解説していきます。今回は適用の判断が分かれる二世帯住宅について確認していきます。 区分登記がされていない場合 二世帯住宅で区分登記がされていない場合は一つの家とみなされます。そのため、…

最重要!小規模宅地の特例について解説

相続頑張るFPです。 今回は相続税を計算するうえで欠かせない知識である「小規模宅地の特例」について解説したいと思います。小規模宅地の特例には同族会社の事業用宅地に適用できる特定同族会社事業用宅地や貸付事業を行っている場合に利用できる貸付事業用…

二次相続をふまえた財産配分はどうしたらいい?

相続頑張るFPです。今回は前回に引き続き二次相続について解説します。 当記事では二次相続をする際にどれくらい相続税がかかるかについて実際に計算して解説したいと思います。 この記事を最後までお読みいただくと同じ財産でも配偶者がどれくらい相続する…

二次相続ってなに?二次相続を踏まえた相続について解説します。

相続頑張るFPです。今回は二次相続を踏まえた相続について解説したいと思います。 二次相続についてはしっかり理解しておかないと同じ財産を相続していゆにも関わらず相続税が大きくなってしまいます。それでは二次相続について解説していきます。 二次相続…